キャリアコンサルタント実技(論述)試験において、最も差がつくのが設問4「支援方針」です。
ここで誤った理解をしていると、どれだけ設問1〜3が良くても評価が伸びません。
設問4は「どうすべきか」を書く設問ではありません。
問われているのは、キャリアコンサルタントとして、どのような支援を行うかです。
本記事では、設問4の本質、書き方の型、アドバイスとの違い、減点パターンを徹底解説します。
設問4で問われている本質
設問4は「問題解決」ではなく「支援の方向性」です。
- 相談者の自己理解をどう深めるか
- どのような対話を重ねるか
- どのような視点を提供するか
つまり、“答え”を書くのではなく、“支援のプロセス”を書く設問です。
アドバイスと支援方針の違い
アドバイスの例(NG)
- 転職活動を始めるべきである
- 上司に相談すべきである
- 資格取得を目指すべきである
これは「解決策」です。
支援方針の例(OK)
- 自己理解を深める対話を行う
- 価値観の整理を支援する
- 選択肢のメリット・デメリットを整理する支援を行う
違いは、「決定を促す」のではなく「考えるプロセスを支える」点です。
設問4の基本構造(型)
① 支援の目的を示す
「まずは〜を整理する支援を行う」
② 支援の具体的内容を書く
対話、情報提供、自己理解支援など。
③ 段階的に書く
短期的支援 → 中期的支援 の流れを意識。
どんな事例にも当てはまる記述はNG
設問4でも最も危険なのは、
どの事例でも使える汎用的な支援方針です。
例:
- 自己理解を深める支援を行う
- 情報提供を行う
- 意思決定を支援する
これらは方向性としては正しいですが、事例固有性がありません。
必ず、事例の内容と接続させます。
減点されやすいパターン
① 解決策を断定する
「〜すべきである」は危険。
② 設問1〜3とつながっていない
前段と一貫性がないと評価が下がる。
③ 抽象論で終わる
具体性がないと評価されにくい。
合格答案の特徴
- 設問1〜3との一貫性
- 支援プロセスが明確
- 断定を避ける表現
- 事例固有性がある
時間配分
設問4は最後に書くため時間不足になりやすい。
最低でも全体の25%は確保する意識が重要です。
まとめ
設問4は「支援の専門性」を示す設問です。
アドバイスを書くのではなく、支援の方向性を書く。
どんな事例にも当てはまる抽象表現は避け、事例と結びつけて具体的に書きましょう。
