キャリアコンサルタント実技(論述)試験は、「何を書けば正解なのか分からない」と悩む受験者が非常に多い試験です。
しかし実は、設問構造は毎回ほぼ共通しています。
さらに、過去問は公式サイトに掲載されており、形式を事前に確認することができます。
つまり、論述試験は“対策可能な試験”です。
本記事では、設問4つそれぞれの答え方を体系的に解説します。
論述試験の基本構造
論述試験は、事例文が提示され、それに対して複数の設問に記述式で回答します。
設問は概ね次のような構造になっています。
- 設問1:相談者の問題点・課題の整理
- 設問2:その背景・要因の分析
- 設問3:キャリアコンサルタントとしての見立て
- 設問4:今後の支援方針
細かな文言は異なりますが、本質はほぼ同じです。
設問1:問題点・課題の整理の書き方
何が問われているか?
相談者の“困りごと”を正確に把握できているかが問われます。
書き方の型
① 事実の整理
② 感情面の整理
③ 相談の主訴の明確化
NG例
- 単なる事例の要約
- 自分の推測を混ぜる
設問2:背景・要因の分析
何が問われているか?
問題を“構造的に”捉えられているか。
分析の視点
- 発達段階
- 環境要因
- 自己効力感
- 価値観の葛藤
書き方の型
「〜という背景が考えられる」
NG例
- 理論名だけ羅列
- 断定口調
設問3:見立ての書き方
見立てとは、キャリアコンサルタントとしての専門的理解です。
ポイント
- 発達課題との関連
- 自己概念の揺らぎ
- 意思決定未成熟
型
「現段階では〜の状態にあると考えられる」
設問4:今後の支援方針
最も差がつく設問
支援方針は、アドバイスではなく“面談の方向性”を書く。
型
- 自己理解支援
- 情報提供
- 意思決定支援
「〜を整理する支援を行う」など柔らかい表現が適切。
4設問を通して一貫性を持たせる
設問ごとに独立させず、ストーリーとして一貫性を持たせます。
減点されやすいパターン
- 設問に答えていない
- 事例と無関係
- アドバイス断定
- 抽象的すぎる
まとめ
論述試験は「型」を知れば安定します。
公式過去問で構造を確認し、設問ごとの役割を理解しましょう。
感覚ではなく、構造で書くことが合格への最短ルートです。
