「キャリアコンサルタントって国家資格なの?」「民間資格との違いは?」
キャリア支援の仕事に興味を持ったとき、多くの方が最初に疑問に思うポイントです。
資格取得を検討している方にとって、国家資格かどうかは社会的信用や将来の活かし方に大きく影響します。
本記事では、キャリアコンサルタントが国家資格なのか、民間資格との違い、試験制度や更新制度までわかりやすく解説します。
キャリアコンサルタントは国家資格
結論から言うと、キャリアコンサルタントは国家資格です。
2016年4月に「職業能力開発促進法」の改正により国家資格化されました。
それ以前は民間資格が中心でしたが、制度整備により公的な資格として位置づけられました。
また、キャリアコンサルタントは名称独占資格です。
国家資格として登録を受けた者のみが「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。
国家資格としての特徴
国家資格であるキャリアコンサルタントには、以下のような特徴があります。
① 厚生労働省管轄
国家資格として、厚生労働省が制度を所管しています。公的機関や企業内での信頼性が高い理由の一つです。
② 更新制(5年ごと)
資格は取得して終わりではありません。5年ごとの更新制度があり、一定の講習や実務経験が必要です。
これは専門性を維持するための仕組みでもあります。
③ 倫理規定の遵守義務
守秘義務や職業倫理を遵守する義務があります。違反した場合は登録取り消しとなる可能性もあります。
④ 登録制度あり
試験合格後、登録を行って初めて「キャリアコンサルタント」を名乗ることができます。
民間資格との違いとは?
キャリア支援に関する資格には、国家資格以外にもさまざまな民間資格があります。
① 制度の統一性
国家資格は制度が全国で統一されています。一方、民間資格は団体ごとにカリキュラムや基準が異なります。
② 更新義務の有無
民間資格の中には更新義務がないものもあります。そのため、継続学習の仕組みが異なる場合があります。
③ 社会的信用
企業や公的機関での活動を考える場合、国家資格のほうが信頼性が高い傾向にあります。
④ 学習内容の違い
民間資格では、コーチング特化型や心理学特化型など、独自メソッドを学べる場合があります。
どちらを選ぶべき?
選択は目的によって異なります。
- 企業内キャリア支援に関わりたい
- 公的機関で働きたい
- 社会的信用を重視したい
このような場合は国家資格が有利です。
一方で、
- コーチングを中心に活動したい
- 独自のメソッドを学びたい
- 更新制度に縛られたくない
という方には民間資格も選択肢になります。
キャリアコンサルタント試験の概要
国家資格を取得するには試験に合格する必要があります。
学科試験
キャリア理論、労働法規、カウンセリング理論などが出題されます。
実技試験(論述・面接)
論述試験では事例分析力、面接試験では傾聴力や関係構築力が問われます。
知識だけでなく、実践的な支援能力が求められる点が特徴です。
国家資格化された背景
近年、働き方の多様化やキャリア自律の重要性が高まっています。
その中で、専門的なキャリア支援を行う人材の質を担保するため、国家資格化が進められました。
まとめ
キャリアコンサルタントは国家資格であり、厚生労働省管轄の制度のもと運営されています。
更新制度や倫理規定など、専門職としての責任も伴います。
民間資格には独自の強みもありますが、社会的信用や公的機関での活動を考えるなら国家資格が有利です。
目的に応じて、自分に合った資格を選択することが重要です。
